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Preston, C., & Ehrsson, H. H. (2014). Illusory changes in body size modulate body satisfaction in a way that is related to non-clinical eating disorder psychopathology. PloS One, 9(1), e85773. doi:10.1371/journal.pone.0085773

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Abstract

  • 歴史的に見て、身体サイズの過大評価は、摂食障害にみられる異常なレベルの身体に対する非満足感(body dissatisfaction)と強く関連していると考えられている。ところが、近年、この関係性については疑問符がついている。事実、我々が自分の身体に関する知覚とその印象との間に存するつながりは、その直感的な信憑性にも関わらず、身体サイズを実験的に操作する手法の不在により、健常者のグループの中でさえ、その因果性ははっきり捉えることができないでいる。
  • 近年の身体知覚研究の進展によって、身体に関する知覚経験は、複数感覚統合の錯覚を用いることで容易に操作できることがわかっている。本研究は、身体に関する満足感に影響を与える目的で、身体のサイズ感を変調する錯覚を考案する。被験者は、一人称視点から、HMDを通して、よりスリムな、あるいはより大柄なマネキンのビデオイメージを呈示される。この際、不可視の現実の身体と視界内にあるマネキンの身体を同時に触覚刺激を与えることによって、所有感レベルの錯覚が誘発された。錯覚前後のaffective/perceptualな指標によって、知覚された身体のサイズと身体に対する満足感を計測した。
  • スリムな身体を使った所有感の変調は、結果的に、よりスリムなサイズ感とともに、満足度に対するより高い評価を生んだ。これは、身体表象における知覚的側面と感情的側面の直接的なつながりを証明するものである。
  • 大柄な身体を提示した場合の満足感の変化は、しかしながら、(臨床的ではない)接触障害のpsychopathologyの程度に依存しており、臨床サンプルで実際に観察される変動性のある身体表象との関係性が示唆される。
    • Change in body satisfaction following illusory ownership of a wider body, however, was related to degree of (non-clinical) eating disorder psychopathology, which can be linked to fluctuating body representations found in clinical samples.
  • これらの結果は、身体をどう知覚するかという水準の問題が、身体満足度の大きさに影響を与えるとともに、摂食障害の症候学にとっても重要であることを示唆している。

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Last-modified: 2015-12-28 (月) 10:00:04 (695d)